戦国時代の武将・北条早雲に関する歴史講座(大井町郷土史研究会主催)が7日、大井町生涯学習センターで開かれた。町文化財保護委員の鳥居和郎さんを講師に、町内外から参加したおよそ50人が早雲の知られざる一面に理解を深めた。
「浪人出身」など誤った人物像で知られることが多い早雲。鳥居さんは「父は備中の高越城主の伊勢盛定」だったことに触れ「由緒ある家系の出身だった」と説明した。そのほか、小田原城奪取に伴う政治的背景や、当時としては先進性があったとされる、書状に印章を用いる「印判状制度」を採用していたことなども紹介した。
講座は地元の理解を深めることなどを目的に5年以上行われている。町生涯学習課の稲葉亮三さんは「地元にかかわりのある素材を扱い、少しでも地域の歴史に興味を抱いてもらえれば」と話していた。
次回は2021年1月下旬に、仏像をテーマにした講座が予定されている。募集時期は今後発表するという。
足柄版のローカルニュース最新6件
相模人形芝居来年3月公演11月23日 |
|
|
|
神奈川の名工に堂園さんら11月23日 |
悪質商法の対策を学習11月23日 |