新型コロナウイルスの対策強化とワクチン接種の準備を推進するため、県内の各自治体では新体制の整備が急ピッチで進んでいる。山北町でも1月21日にワクチン対策班が立ち上がった。
山北町のチームは、ワクチン接種の開始前後で関連事業を迅速・適切に実施できる環境を整えることがねらい。メンバーは副町長をはじめ、教育長、参事兼企画政策課長、総務防災課長、福祉課長らで構成する。
所管は保険健康課で、【1】接種体制の整備【2】町民への周知・案内【3】予算確保【4】相談対応体制【5】接種の実施【6】健康被害救済に関する6つの項目を担当する。今後、必要な場合は組織を横断しての部会を設ける等、他部署などからの応援要員を回すことも検討している。
町によると、2月下旬以降に県主体で医療従事者を対象にワクチン接種が開始される予定。一方、町民への接種開始は早くて3月下旬以降となる見通し。3月中旬頃に優先して高齢者らを対象にワクチンの接種券を配布し、以降はワクチンの供給状況に応じ、順次接種を行っていく計画だ。
対策本部事務長兼総務防災課の佐藤孝行課長は「現状は国から具体的な方針が示されず、手探り状態。予定が変更になる場合もある。とにかく安全・迅速に接種できる体制を整えることに取り組みたい」と話している。
他でも相次ぎ開始
南足柄市でも2月1日付でワクチン接種班を設置。新たに事務職2人を配置した11人体制。
希望する16歳以上の国民にワクチン接種をするという国の方針を踏まえ、医師会との調整、市民への案内、コールセンターの運営、集団接種の対応を担う。
(1月26日起稿)
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