足柄上郡松田町内で飲食店などを経営する飯田勝宏さん(76)ら有志が手掛ける「コキアの里」(約1700平方メートル)のネモフィラ、およそ8千株が見頃を迎え、瑠璃色の花を咲かせている。秋にはコキアで一面赤色に染まる園内。「町の春の新たな観光名所になれば」との思いから、今春の開花に合わせて昨年から準備を進めてきた。
地元の造園業者を介して入手した種をもとに、昨年の10月下旬から育て始めたネモフィラ。花用のポットに植え替えるなどし、今年2月ころから花が開き始めたという。
花の育成を手掛ける国営ひたち海浜公園(茨城県)や、長井海の手公園・ソレイユの丘(横須賀市)を訪れては手ほどきを受けるなどもしたが、それでも、植栽に用意した1万5千株の苗は霜や虫害に見舞われ、最終的には約8千株にまで減った。
初の試み無事開花
3月26日の段階では園の中段部分で見頃を迎え、3〜5cmほどの青と白の花が空の色と重なるように咲いていた。下段部分等はこれから本格的に咲く見込みといい、飯田さんは「初めての試みだったが無事に咲いてよかった。丹精込めた花を多くの人に見てもらえたら」と話している。
コキアの里は松田町の西平畑公園から徒歩5分程度。問い合わせは飯田さん【携帯電話】090・8871・6464へ。
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