松田町の本山博幸町長は4月20日、2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロ(※)にすることを目指し「ゼロカーボンシティ宣言」をした。近年、地球温暖化の影響と見られる豪雨や猛暑といった異常気象と、それに伴う災害が増加するなど「気候危機」が叫ばれている。こうした中にあり、各都道府県や市町村でも温室効果ガスの排出抑制のための総合的な取り組みが求められている。
町では、2016年度から地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」を推進し、20年3月には「松田町再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例」を策定し環境にやさしいまちづくりを推進していることから今回の宣言に至った。
県内で同様の宣言自治体数は4月16日現在で15自治体。県西地域では小田原市、開成町、真鶴町に続いて4番目となる。
この日は町健康福祉センターに新たに導入された木質バイオマスボイラーの披露も併せて行われた。本山町長は「始まったばかりだが、脱炭素型の新しい生活様式への転換、エネルギー自給率の向上と省エネ、森林資源の適切な管理と保全といった取り組みを推進したい」と話した。
※実質ゼロ…温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と森林当の吸収源による除去量との間の均衡を達成すること
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