任期満了に伴う松田町長選挙(8月31日(火)告示、9月5日(日)投開票)に新人で元中学校教諭の吉田功氏がこのほど無所属で立候補する意向を表明した。
吉田氏は現町政について、町の知名度を上げようと努力している点や定住者を誘致する政策、環境問題に取り組んでいることについては一定の評価を示したが、政策を執行する姿勢については十分な検討もせず強引で、町職員や関係団体を混乱させ、議会に不信感を抱かせると疑問を呈した。その上で「議会制民主主義を軽視している方が町のリーダーであることは独裁社会を生じさせてしまうと考えた」と出馬表明の経緯を説明した。
自身はあらゆる人が受け入れられる「インクルーシブなまちづくり・健康文化タウンまつだ」を掲げる。松田中学校の機能再編・校舎建替えの推進、寄総合センターの設置などが柱。新しい施策は議会や町民に情報を提供し、その声を求めながら進めるとともに、財政の見通しを可能な限り把握し、施策の選択を判断するとしている。
吉田氏は早稲田大学教育学部卒。松田町の中学校などに勤務しこの3月に退職。現在は農業。松田町出身、60歳。
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