南足柄市を拠点に活動するボランティア団体が外国人を対象に開いている日本語教室「あしがらNIHONGO」。共同代表の浦野美和子さんと綱島繁さんは「地域で暮らす外国人の日本語習得のサポートを通じ、就職や日常生活面等の役に立つことができれば」と活動に力を入れる。
浦野さんと綱島さんがかつて同じ職場で日本語の講師を勤めていたことがきっかけで、昨年6月に開設。当初は市内の岩原公民館で行っていたが、新型コロナウイルスの影響を受け、現在はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し継続している。
教室にはベトナムやブラジル、フィリピンなどの国籍を有する約10人の外国人が参加。文化庁や独立行政法人 国際交流基金が作成する無料の教科書を活用するなどし、9人の講師が指導に当たっている。教室を開くことの理由について浦野さんは「誰でも勉強できる環境が必要。日本語を勉強することが就職や普段の生活にもつながる」と話す。例えば、ハローワークで開かれている日本語教室は、技能実習生として来日している外国人は受講対象外となるなど、制約が存在するのが実情という。
同教室によると、足柄市内には現在500人以上の外国人が暮らしているという。浦野さんは「目指すのは多文化共生の社会です。外国の方に日本語を覚えてもらうことだけでなく、周りに外国人がいて当たり前という地域を目指して取り組んでいきたい」と願っていた。
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