南足柄市は12月1日から、放課後児童クラブ(学童保育所)の入所対象をこれまでの小学4年生までから、6年生までに拡大する。市が8月30日に発表した。
放課後児童クラブは、就労や疾病などにより保護者が放課後養育ができない児童に対し、生活と遊びの場を提供する施設。市内には南足柄小・中、福沢コミュニティセンター、岡本小、岩原小、和田河原の民間施設の6カ所ある。
2019年度から保護者の負担軽減を目的に、保護者会による運営から公設民営化に変更し、現在は、都内や県内で保育園や学童保育を運営する(株)明日葉が担っている。
入所学年の拡大は「5〜6年生でも家で1人にさせるのは不安」といった保護者から入所年齢の拡大を要望する声に答えたもの。各クラブの定員は、66人から113人。8月1日時点で各クラブともに、定員の7〜8割の利用状況で、市は6年生まで拡大しても大きく定員を超えることはないと予想。事業運営に関する予算の増額も行われない。
市子ども課の担当者は「放課後、児童の安全・安心に過ごせる場所を確保することで子育て支援につなげたい」と話している。
学童保育の対象を6年生までとしている近隣自治体は、小田原市、松田町、大井町、山北町など。
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