「もっと読みやすくしたい」と意気込む佐藤さん（左）と、同僚の大澤有似さん（右）
開成町議会ギカイだよりNo.２０７（８月１日発行）が２０２１年度全国町村議会広報コンクール編集デザイン部門で奨励賞を受賞した。受賞は初めて。親しみやすさを前面に出したデザインが受賞につながった。
町議会ギカイだよりはNo.２０７からデザインが一新された。デザインを手掛けたのは21年４月に環境上下水道課から議会事務局に異動した佐藤久子さん。異動後初めて担当することになったのがNo.２０７だった。「従来のものに捉われず、町民が議会を身近に感じてもらえるきっかけになるものにしたいと思った」と話す。
編集経験がないなか、色使いやレイアウトを考えた。題字はこれまでの漢字からカタカナにし柔らかさを演出、右上がりに配置する工夫をした。表紙は町民に関心を寄せてもらおうと、当該号のメイン記事関連の写真を入れて意味を持たせた。「デザインに凝りすぎても逆効果だと思うので、バランスが難しかった」と振り返る。この試みは、編集委員を務める議員からも賛同を得た。「議会で決まったことなどは町民に直結する内容もあるので、分かりやすいレイアウトで、多くの人に読んでもらえるように工夫していきたい」と挑戦は続く。
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