任期満了に伴い、今年7月に行われる予定の山北町長選挙に町議の府川輝夫氏(66)が3月末で町議を辞職し、無所属で立候補する意向を表明した。3月14日、本紙取材に応じた。
府川氏は現町政について「大型商業施設の誘致など実績がある」と一定の評価をしつつ「新しい取り組みが町民に見えてこない。スマートインターチェンジを生かした地域づくりでは具体性に欠ける」と指摘。「町民は山北町の具体的な将来像が見えないことに不安を感じている。きちんと示す必要がある」と語った。
中川地区の災害対策、観光、産業の発展につなげるため、北に抜ける回遊性のある広域交流交通の幹線道路(道志村や相模原市緑区)の開通、賑わいのあるまちづくりに取り組むプロジェクトチームを立ち上げ山北駅周辺の商店街等の再生、県立足柄上病院の産科業務(分娩の受け入れ)の再開の実現、出産時等交通費(タクシー代)の補助、一人暮らしの高齢者見守りデジタル化に向けた環境整備、地産地消のエネルギーの活用ほかを掲げる。
府川氏は山北町出身。小田原高校、和光大学卒業。県信用農業協同組合連合会職員を経て2011年に町議会議員に初当選。前議長。3期目。
足柄版のローカルニュース最新6件
相模人形芝居来年3月公演11月23日 |
|
|
|
神奈川の名工に堂園さんら11月23日 |
悪質商法の対策を学習11月23日 |