立花学園高校(松田町)の男子バスケットボール部=写真=が6月4日から小田原アリーナで開かれる関東大会に出場する。同部の関東出場は3年ぶり2度目。
県大会では初戦から100得点を奪って勢いづくと、順調にトーナメントを駆け上がった。関東大会出場をかけた準々決勝では、優勝候補の一角と目された桐光学園と対戦した。試合は同校の強みでもあるスリーポイントシュートが冴えわたり、94対88で下して4強入りを決めた。準決勝は東海大相模高を相手に80対95で敗れたものの、ここでも得意のスリーポイントで最後まで食い下がった。
県大会4強入りチームの中で、同部の平均身長は172cmで最も低い。県外遠征に出ると控えチームと誤解されることさえあったという。
それでも「小さいからこそできるバスケがある」と選手たちを鼓舞し続けたのが越智淳顧問。小柄ながら怒涛の快進撃で銀メダルを手にした東京五輪の日本代表女子チームを手本に、プレー映像を繰り返し見るなどして「走り勝つスタイル」を徹底的に磨き、その戦術への理解を深めていったという。
キャプテンの岩城温基さん(3年)は、「ベスト4以上の成績で関東大会に出場することを目標としていた。達成できて嬉しい」と喜んだ。
「恩返し」誓う
同部にとって、地元である神奈川、さらには県西地区で開かれる関東大会は、小学生や中学生など後輩を勇気づけるだけでなく、OBとして日ごろ練習で胸を貸してくれる先輩たちへ恩返しの意味も込めて、是が非でも出場したい大会の一つだった。
関東大会の出場権を勝ち取った今、選手たちの練習にも一層熱が入っているという。副キャプテンの前田然さん(3年)は、「目の前の1戦1戦を大切に、まずは1勝したい。チームで結果を残して、OBや関係者に良い知らせを届けたいです」と意気込みを話していた。
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