鹿島山北高等学校(山北町中川)の山下美希さん(3年)が8月16〜19日に小田原市内で開催された「全国高等学校定時制通信制体育大会・第24回バドミントン大会」に出場し、女子団体戦で全国制覇を成し遂げた。
自身初の全国大会となった山下さん。個人戦のほか、神奈川県Aチームのメンバーとして団体戦ダブルスにも出場した。団体戦は、ダブルス1組、シングルス2人で行い、2試合先取で勝敗が決まる方式。
山下さんがペアを組んだのは他校の同学年選手。5月の予選会で初めて会ったばかりで、大会当日まで一緒に練習ができたのはわずか5回だった。山下さんは「ダブルスはコミュニケーションがとても大事。会えない期間はSNSで話したりして、お互いの信頼感をなるべく高められるよう意識した」と振り返る。
初戦の相手は京都府チーム。「かなり緊張した」と言うが、山下さんのペアは見事な連携で相手を圧倒。2ゲームを連取し、チームの勝利に貢献した。これで勢いに乗ると、コンビネーションも冴えわたり、次々と強豪を撃破。シングルスも接戦をものにしてチームは決勝へ進出した。相手は8月上旬の合同練習で敗れている東京都チーム。「勝ってリベンジしたい」という思いで臨んだというが、序盤から予想通りの大接戦。それでも、最後は食い下がる相手を振り切り、チームも接戦の末に2対1で優勝をつかんだ。終わってみればダブルスは1ゲームも落とさず完勝。優勝に大きく貢献した。
8月29日には湯川裕司町長を表敬訪問。湯川町長は「素晴らしい結果でうれしい」と称賛。山下さんは「『おめでとう』の言葉で優勝を実感しました」と話した。
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