山北町(湯川裕司町長)は昨年12月19日、山梨県南部町(佐野和広町長)との間で、災害時における相互応援に関する協定を締結した=写真。
今回の協定には、食料・飲料水・生活物資の供給、救援や応急対策に必要な職員や車両の派遣、応急復旧等に必要な資機材の提供、一時収容施設の提供などが盛り込まれている。両町長は関東町村会長会議等の場で幾度となく顔を合わせる中で、町政運営に関する意見交換が弾んでいたといい、協定締結の実現は「日頃の関係があればこそ」と口を揃えた。
山北町は近年の自然災害の激甚化への対応に加え、南海トラフ地震、富士山噴火など広範囲に被害が発生する災害への備え強化が不可欠として、同時に同様の被害を受けない地域の自治体との広域連携を進めている。これまで茨城県境町、新潟県村上市、埼玉県三芳町、千葉県長柄町、栃木県野木町などと同協定を締結してきた。
湯川町長は「南部町と締結させて頂き大変心強い。災害時のマンパワーの確保という面でも10件程度は結びたいと考えている。関東では群馬が残っておりアプローチを進めている」と話した。佐野町長は「災害時は応援の仕方も難しいが、協定があれば互いに機動力が高まる」と話した。
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