在籍園児の減少などを背景に、大井町教育委員会は、町立相和幼稚園について「2025年度末をもって閉園とする」との方向性をまとめた。3月15日まで町民から意見募集し、町が最終判断する。
相和地区の子どもの教育施設として1964年に創設された同園。近年の年度別の園児数は、通園区域を町内全域に拡大した15年度の18人をピークに減少し、今年3月3日現在9人。21年度には入園児0人だった。
20年度に、より良い教育環境の整備を目的に、教委の中に町内幼稚園のPTA代表、自治会長、町議、教委、園長らからなる「大井町立幼稚園・学校のあり方検討委員会」が設置され、2年間にわたり協議を重ねた。
議論の中では相和幼稚園の維持を求める意見も上がったが、一方で「通園区域を町内全域にし(少人数指導という)相和幼稚園の良さが失われるのなら園の存続はやめた方がよい」との声もあった。保護者らを対象に実施したアンケートでも意見が分かれる結果となっていた。
町教委はこれらをもとに「25年度まで新入園児を受け付けるが、25年度末に閉園とし、26年度以降は大井第二幼稚園に通園する」という方向性をまとめ、相和幼稚園を閉園する方針を示した。
町民の声は
今年1月には近隣自治会や保護者らを対象に説明会を開催。現在は町民から意見を募集中。担当者は町の最終判断の時期は未定だが「維持を願う声が強ければ、閉園しない可能性はある」としている。意見提出の方法など詳細は町役場ホームページ。問い合わせは町教育総務課【電話】0465・85・5015。
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