山北鉄道公園周辺で4月7日(金)まで、第50回やまきた桜まつりが開催されている。実行委員会は「多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。
山北町によると、JR山北駅周辺のソメイヨシノは70年ほど前、地域の有志たちによって植えられた。台風などの災害で老木が倒れ、現在は約120本が残っている。
線路の両側を彩るこの桜並木は「かながわのまちなみ100選」に選ばれており、毎年春には満開の「桜のトンネル」を列車が走り、フォトスポットとしても人気を集めている。50回の節目を迎え実行委員会の佐藤精一郎委員長は「これだけ素晴らしい桜並木はどこにでもあるわけではない。50回続いているまつりに歴史の重みと尊さを感じながら、植樹した方々への感謝も込め、これからもまつりを開催していきたい」と話す。
町商工会によると、まつりは1974年に「前年の桜並木への提灯の飾り付けを土台とし、本格的な山北のまつりとすべく」始まった。最近はコロナ禍で3年間、イベント中止を余儀なくされたものの、ライトアップのみ続けられてきた。
今年は3月25日(土)に山北鉄道公園広場周辺でイベントを開催する。例年の洒水太鼓に加え、小田原北條太鼓、開成水神雷太鼓の演奏も予定している。また、動態保存されている蒸気機関車の「D52」も運行。さらに地域の団体による手話の唄や、クラシック音楽、フラダンス、ソーランの披露なども行い、会場を盛り上げる。このほか模擬店約20店が出店予定。
イベントに関する問い合わせは同実行委員会【電話】0465・75・3646。
![]() これまでの開催時の様子(山北町提供)
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