町域面積の9割を丹沢山塊の森林原野が占める山北町では、木や森に親しむ中で郷土愛を育んでもらおうと「木育」の取り組みが進んでいる。
林野庁によると、木育とは木製品との触れ合いを通じ、木の文化への理解を深め、木材の良さや意義を学んでもらおうという取り組み。2004年に北海道庁が主導して始まった教育概念とされている。
「森林に恵まれた水源のまち」である山北町でも環境教育一つとして大事にしていきたいと、身近なところからの取り組みが始まっている。森林環境譲与税を活用した離乳食期の子どもへの木製スプーンの提供や、町立保育園などへ地域材を利用したテーブルや椅子、棚、木製キッチンなどの設置だ。
木製スプーンは特に好評だといい、現在までに20本が町民らに渡った。夏ごろまでには追加で30本ほど用意する予定だという。担当者は「受け取った人が喜んでくれているのを見て、製作して良かったと感じる。離乳食期だけでなく、その後も長く使ってもらえれば」と話す。
机の天板も新調へ
向原保育園、やまきたこども園、岸幼稚園の町立3園への木製品の設置だけでなく、今年2月には同税を活用し町立川村小学校児童が共和地区の森林で間伐作業体験をする企画も実施されている。さらに今年度は同校の6年生向けに、地域材を活用し、年度内を目途に学習机用の天板65枚を新調する予定。
木育について町は「町の重要な事業の一つと考えており、来年度以降も引き続き推進していきたい」としている。
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