開成町長に就任した 山神 裕さん 開成町在住 56歳
町民の幸せに全力投球
○…支援者、友人・知人から寄せられるたくさんの祝福メッセージ。その一つひとつに返信する中で、実感が湧いてきた。新人の当選に「変わる」ことへの期待の大きさは感じるが「今の好環境を引き継ぎ、一段と人口やにぎわいの増加につなげるのが私の役割」とし、「民間企業に約30年勤め、大学院でも学んだ。これを行政運営に生かそうとする部分では『変わる』のかもしれない」と続ける。
○…企業版ふるさと納税、ネーミングライツ、企業誘致にまちづくり公社…。温めていたアイデアを実現させるため、営業マンとなり汗かく準備は万端。目と耳で確かめた先進事例やデータに基づく効果的な施策はどんどん取り入れたい。あふれる可能性を追求するため、早期にプロジェクトチームを立ち上げる考え。「何事も私や職員だけでなく、皆さんを巻き込み、全員が町づくりに当事者意識を持ってもらいたい」と力強い。
○…文命中、小田原高では野球部主将。慶應義塾大では野球部合宿所で過ごし、緊張・敏速・謙虚が染みついている。卒業後は銀行員となり、結果に厳しい外資系金融にも勤務。仕事は充実、成果を上げることで自己実現している感覚があった。しかし、走り続ける中で「自分でなければならない場所で世の中の役に立ちたい」と考え、政治家を志すように。
○…北部地域の田園風景は心癒されるスポットの一つだ。鯉のぼりが泳ぎ、レンゲが咲き、ホタルも舞う―。「あの環境は、私が生まれ育った頃のまま。いつでも自分に戻れるありがたい場所なんです」とにこやか。ずっと変わらないモットーは「先見と行動」。繰り返す「町民の幸せ」に向けて、未来をどう読み、どう動くのか―。4年間が始まった。
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