クマの目撃、増加傾向
観光シーズン注意喚起
11月23日
松田町では8月に「オンラインホームステイプログラム」と題し、オンライン上で外国人ゲストと交流する事業を実施する。コロナ禍の状況で始まった同プログラムだが、オンラインならではの気軽さが参加者に好評となっている。
町民への国際交流の場の提供を通じてグローバル人材を育成することを目的に2021年から始まった同プログラム。1回35〜50分のオンライン交流を2日間実施し、外国人ゲストとの間で家族紹介やルームツアー、散歩、料理といった交流を楽しむ。「外国人の友人を作りたい」、「子どもが英語に触れる場面を作りたい」「松田町を世界に紹介したい」など、目的はそれぞれだが、これまでにのべ31組が、松田にいながらの国際交流を経験している。
プログラムに参加したことのある町内の根本佐和子さんは外国人ゲストと好きなアニメの話で意気投合。そうめん作りなども楽しんだといい「オンラインなので気楽。画面上で同時に食事をしたのが盛り上がった」と振り返る。
外国人ゲストは日本語学校や日本の大学に通う留学生。日本語を理解している場合が多いため、子どもや外国語が話せない人も参加可能だ。加えて、一般的なホームステイで求められるような受け入れ準備等も必要ないのもポイント。
同プログラムを運営する松田町観光協会の担当者は「最初の一歩を踏み出せば国際交流を楽しむことができるはず。皆さんぜひ」と呼びかける。
観光振興にも
過去には、プログラム終了後に実際に外国人ゲストがホストファミリーに会うために松田町に訪れることも。その際は町の国際交流ボランティアが花見や抹茶体験などをセッティングするなど、サポートを行っている。
また、松田町に訪れた外国人ゲストがSNSなどで町の紹介をしたところ、海外の人から「行ってみたい」といった反応が返ってきたこともあるという。
担当者は「町民に国際交流を楽しんでもらうのと同時に、外国人の方に松田町を楽しんでもらいたい。それが町の観光振興につながれば」と話している。
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