松田町の立花学園野球部(志賀正啓監督)が毎週1回、登校前に同校周辺のごみ拾いを始めて3カ月が過ぎた。いつも応援してくれる地域への感謝を込めて、生徒たちが自ら考えて始めた取り組み。
始まりは夏の大会を目前に控えた6月下旬。「地域の方々に何か恩返しができないか」という同部の鈴木幹康さん(17)の発案から。毎週1回、20人ずつ順番に、約80人の部員全員がオリジナルTシャツを身につけて参加している。新松田駅から学校の間と川音川の河川敷でごみを拾っており、ペットボトルや空き缶、タバコなど毎回レジ袋3つ分ほど集まるという。
毎週活動を続ける部員を見てきた近所の人から声を掛けられる機会も増えてきた。今では部員から挨拶をするよう心がけて交流も広がっている。主将の小長谷琉偉さん(17)は「もっと自分たちのことを知っていただくためにこれからも続けたい」と話す。
志賀監督は「自主的に活動していることがすごくうれしいし、意味があると思う」と語った。
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