立花学園高校柔道部(中島慎二監督)が1月21日の全国高校柔道選手権県予選の団体で2位に入り、初の全国大会出場を決めた。
同大会は例年1校が全国大会に進むことになっているが、昨年の神奈川県代表、東海大相模高が全国大会で準優勝を果たしたことで今年の代表校数が2枠となっていた。
立花学園高の県予選出場メンバーで昨年も出場していたのはエースの田所永伎(えいき)さん(2年)のみ。代表枠が2枠と決まって以降は「全国大会出場のチャンス」と、強豪高校との稽古を行うなどして、強化していた。
神奈川県では東海大相模高と桐蔭学園高の2強時代が長らく続いており、過去25年、2校以外が代表に選ばれたのは1度だけ。今年は順当にベスト8まで勝ち進んだ立花学園高は創部以来一度も勝利がなかった慶應義塾高に勝利。準決勝で桐蔭学園高と対戦した。先鋒で敗れるも次鋒の渡邉音央さん(2年)が同校のエース選手に対し粘りの柔道で相手の反則を誘い勝利。勢いそのままに中堅戦も勝利を収め、副将戦で田所さんが一本勝ちし、全国出場が決まった。勝利の直後、涙があふれてきたという田所さんは「全国大会でも自分たちの柔道をしてきたい」と意気込んだ。
中島監督は「選手の気持ちが乗っていたことが今回の大金星につながったと思う。全国大会でも勝利を目指して戦っていきたい」と話した。
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