新年度から山北町立川村小学校では、6年生が使用する学習机の天板が町産材で作られたものに交換された。森林が全体面積の約9割に上る同町の林業について児童に理解し、親しみを持ってもらうことが目的。
町では、木製品に触れることで木材の良さや林業の意義を学んでもらう「木育」を強化してきた。具体的には町立の幼稚園等に木製品の設置しており、同校でも町内のNPO法人「共和のもり」の協力を得て5年生が町内の森林で木の切り倒し体験などに取り組んでいる。指導にあたった教員は「子ども達は実際に木に触れる経験があまり無いので良い機会になっている」と話す。
町農林課でも木育の一環として、教育委員会と連携して天板交換の検討を進めてきた。木材利用の促進や普及啓発等、森林に関する事業に使用することができる「森林環境譲与税」を活用して交換することが決まった。
今回交換したのは昨年度に木の切り倒し体験をした6年生が使用する机65枚。町農林課の担当者は全てを町産材で作ることが重要だとし「町の林業について学んだ児童が実際に自分達が住んでいる地域の木でできた机を使うことで林業への理解や親しみを深めてくれるのでは」と語った。
天板には虫食い被害が少ないとされる世附地区で採れたヒノキが使われているほか、天板の裏には同町のマスコットキャラクター「でごにぃ」が刻印されている。支援級には同じ木材を使った学習用タブレットを収納する棚が設置された。
来年度以降も、順次新6年生が使用する机の天板を町産材に交換していく予定。
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