開成町は、ドライブレコーダーを動く防犯カメラとして活用する「かいせい見守りボランティア制度」を6月から始めている。町によると、一般町民の機器を利用した見守り制度は県内でも珍しいという。
開成町は2020年に41件、21年に67件、22年に76件、23年に109件と町内犯罪数が増加中。登録したボランティアは、町が配布する防犯ステッカーを車両に貼付。町内を走行し、犯罪などが起きた場合に必要に応じてレコーダーの情報を町に提供。町は松田警察署にも情報提供していくという。町の担当者は「松田署とドライブレコーダーの情報提供を含めた安心・安全に関する協定書を近く締結する予定。多くの町民が関わり、犯罪が起きにくい雰囲気を作り抑止力に」と期待する。
6月から登録募集をはじめ、12日現在の登録台数は5台。町は、まずは今年度中に100台の登録を目指し、以後も増やしていきたい考え。登録した宮台在住の50代男性は「普段仕事で町内を走っているので、日頃の走行が地域の防犯につながれば嬉しい」と話した。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|