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足柄版 公開:2024年6月29日 エリアトップへ

富士フOB・OGで写真展 交流促進へ有志が初企画

社会

公開:2024年6月29日

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「見ごたえあります」と三川さん(右)と辻さん
「見ごたえあります」と三川さん(右)と辻さん

 新型コロナの影響で途絶えていた、かつてともに働いた仲間との交流を復活させようと、富士フイルムのOB有志が7月に小田原市で初の写真展を企画した。写真愛好家を中心に全国から140点が集まる。

 「数年前までは会社を退職しても、長年共に働いた仲間たちと顔を合わせる機会もあったが、コロナの影響もあって、ここ最近はすっかりなくなっていた」と寂しそうに話すのは、写真展を企画したのOB有志代表の三川秋一さん。そこで「何か集まるきっかけが作れないか」と頭をひねり、もともと写真好きで就職している人も多いことから、写真展の企画を思いついた。

 当初からイベントは作品発表と同時に先輩、後輩、仲間たちの交流促進の場という2つの側面を持たせるため、小さなグループではなく、できるだけ広く呼び掛ける方針だった。押さえていた会場の規模から逆算し「140人程度までは可能」と目標を立ててスタートしたが、連絡方法や連絡先の手がかりはなし。80歳代を中心とした発起人グループの7人がそれぞれ知り合いをたどり、少しずつ輪を広げていった。

 ねらい通り写真撮影歴の長いOBはすぐに賛同してくれ、最低限の土台の人数はすぐに集まったという。しかし「ベテランばかりでは面白くない」とひと工夫。あえて、いわゆる写真展的な「縛り」を設けず、スマホ撮影作品など、時代に合わせて門戸を拡大。これが奏功し、最終的に足柄や小田原のほか、沖縄、宮城、大阪など全国から応募が集まり、目標の140人を達成。途中で締め切るほどの盛況となった。

 スタッフから参加者集めまでゼロからのスタートとなった三川さんは「1回で終わらず継続できるイベントになれば。同窓会的な面もあるが、それだけでなく、1つの写真展としても、とても見ごたえのあるものになると思う」と今から待ちきれない様子。フォトグラファーの辻徹さんも「写真は上手い下手ではないと考える。誰が撮っても思い入れのある作品は面白い。ぜひ、会場で自由な作品を楽しんでほしい」と話している。

 写真展の日程・概要は次の通り。

▼富士フイルムOB・OG写真展「写真に魅せられ共に楽しむ仲間たち」▼7月19日(金)から21日(日)、小田原三の丸ホール(小田原市本町1の7の50)。午前10時から午後6時まで(最終日4時)。入場無料。

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