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公開日:2024.07.06
県が有毒植物に注意喚起
果実食べ、男性食中毒に
山北の河川敷で採取
山や川でのレジャーが増える時季。事故等とともに気をつけたいのが、自生している植物等の誤食だ。
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神奈川県は先月、秦野市在住の30代男性が有害植物のテンナンショウ属の果実を食べ、食中毒になったと発表した。
秦野市消防本部から「有毒植物の果実を喫食して体調不良を呈した患者を搬送した」旨の連絡が平塚保健事務所秦野センターに入り、同センターが調べたところ男性は山北町の河川敷で果実を採取し、その場で食べていた。口腔や口唇のしびれなどが主な症状。男性は入院したが、すでに退院している。
県によれば、テンナンショウ属は全国的に分布し、30種以上と種類が多い。果実をつける初夏から秋に、トウモロコシやタラノキの芽と間違えて食べる事故が多い。前述の症状のほか、腫れや腎機能を障害することもあるという。
同事務所は「自然に生息している植物を見つけたとしても食用と確実に判断できないものは採取したり、食べたり、人にあげたり絶対にしないで」と呼び掛けている。
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