開成町は7月から「町長への手紙」の受付方法に、ホームページ及びLINEアカウントからの受付に新たに「紙による投書」を加え、町役場1階町民プラザと町福祉会館1階ロビーに専用ボックスを設置した。まちづくりへの町民参画を推進するツールとして間口を広げることで、制度活用を進めたい考え。
「町長への手紙」は、山神裕町長が掲げる「ALLかいせいでのまちづくり」という方針に基づき今年4月から始めた、町民(在勤・在学・事業者含)による意見・提案の受け付け制度のこと。町によれば、制度開始から3カ月間ですでに17件(7月17日現在)を受け付け、差し出し人が明らかなものには返事を済ませたという。
提案分野は多岐
これまで寄せられた意見内容は、自治会、防災、公共施設、福祉施策、環境、学校教育など多岐にわたる。意見の扱いについて町は「町長から改善の指示が出るものもあれば、中長期的な事業運用見直しの視点とし参考にさせていただく場合もある」という。また、町長の回答内容については「改善が可能な場合は着手。実現可能性がある提案は検討を進める旨を、現時点で不要と判断した場合は明確に実現困難である旨をそれぞれ回答している」と話す。
町政、自分ごとに
山神町長は、よくある取り組みだとしながら、「町の事業等を自分事として捉えることで、自治意識や、過度の依存から脱却する覚悟が醸成される可能性もある。今年度中は試行的位置づけ。より目的に資する制度を目指す」と話している。
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