第40回丹沢湖花火大会が8月10日(土)の開催を最後に長い歴史に幕をおろす。今年で最後となる花火大会への思いを湯川嘉一実行委員長(56)にインタビューした。
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--丹沢湖花火大会を楽しみにしていた人も多いと思います。
「丹沢湖花火大会は1983年からはじまり、毎年3〜4万人が訪れる、山北町を代表するイベントの一つです。私も学生時代から毎年見に行っていました。花火大会に合わせ、孫やひ孫が帰省する家族も多かったと聞きますので、一抹の寂しさがあります」
--物価高騰の影響が大きかったのですか。
「はい。花火費用の高騰で全国的に花火大会の開催の是非が検討されています。協賛金やボランティアの協力で開催してきましたが、高齢化などの問題もありました。また、会場が交通アクセスが不便で、駐車場の確保も難しい場所にあることから安全面の問題、1人500円の協賛金をいただくシャトルバスの運行費用の高騰など総合的にみて判断しました」
--花火に変わる夏のイベントは。
「実行委員会は解散しますが、様々な声があり何か違うイベントの開催との声も多くありましたので、今後みんなで考えていければと思います」
--最後の開催への思いをお聞かせください。
「今回が最後です。美しい丹沢湖に上がる花火が湖面に映り、山間に響く轟音は大迫力なので、ぜひ見に来てください」
約2000発
花火大会は8月10日、丹沢湖駐車場付近で開催される。荒天時は翌日に順延。花火は午後7時30分から8時5分まで。水中花火やスターマインなど約2000発が打ち上げられる。午後4時からよさこいソーランや各団体による太鼓演奏などのイベントも予定される。
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