2023年度から始まった「南足柄市企業版学びあい出前講座」が好評だ。開始2年目を迎え、登録企業と講座数ともに、昨年を大きく上回っている。
企業が講師となり、その専門知識を生かした出前講座を開催したり、工場見学を受け入れたりすることで、企業と市民の相互理解を深めることなどが目的の同講座。
企業が、あらかじめ実施できるプログラムを登録すると、市が広報紙やホームページなどで紹介。市民からの申し込みがあると講座を開催する流れ。
講座内容は、工場見学や工作体験、環境など、こどもを対象としたものから、相続・健康など高齢者を対象にしたものまで幅広い。今年度は6月1日現在で、14社から24講座が登録されている。
昨年度は8社が15講座を実施し計468人の参加があった。市によれば、企業からは「気づかせてもらうことも多くあり、勉強になった」「市民に会社、仕事の内容を知ってもらう良い機会になった」と好意的な意見が多かったという。また、参加者からは「地元の企業について詳しく知ることができて良かった」「興味のある内容だったので、ためになった」などの感想が聞かれた。今年度は8月6日時点ですでに11講座の開催が決まっており、市も手ごたえを感じている。
6月に南足柄小学校で「ペットボトル・プラスチック類のリサイクル」を題材に講座を行なったあしがら環境保全(株)(狩野)は「身近なゴミからリサイクルを学び、そこから更に環境に興味を持ってくれたらうれしい」と話した。
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