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室生神社流鏑馬 存続へクラファン開始 「830年の伝統守りたい」

文化

公開:2024年10月12日

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流鏑馬奉納で町道を駆ける馬=鈴木義和氏提供
流鏑馬奉納で町道を駆ける馬=鈴木義和氏提供

 神奈川県指定無形民俗文化財の山北町の「室生神社の流鏑馬」がピンチだ。町の人口減少等で氏子の継承が進まないことに加え、物価高も重なり、毎年の開催に要する資金繰りが困難になってきている。保存会は「830年続く伝統を守りたい」と、クラウドファンディングに挑戦している。

 山北町の室生神社例大祭の神事として、毎年11月3日に行われている流鏑馬。在来馬を使い2頭立てで270mを疾走、的三つを射抜く。毎年沿道には多くの人が詰めかけ、町を代表する行事の一つだ。

 伝統を守るには資金も必要だ。保存会によれば、本番に向けた乗馬クラブでの練習費、神社前の道路(幅2・5m、延長300m)に10cmの砂を盛る会場作りと神事後の撤去費、2頭の馬を2日間借りる費用、使用する120本の矢の発注などが毎年かかる。

 二年前からTシャツやマグカップ、タオルといった「流鏑馬グッズ」を製作し、会場等での販売を始めたが、毎年これらにかかる費用を賄うにはほど遠い状況で、今回のクラウドファンディングとなった。

 担当者は「今回は開催できても、来年以降は2年に1回、3年に1回になってしまう。ぜひとも皆さまのお力添えを」と呼び掛ける。目標金額は250万円。支援募集は10月31日まで。

 室生神社の流鏑馬に関する詳細やグッズ販売、クラウドファンディングのページリンクは町役場HP(https://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000000566.html)でまとめている。

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