開成町は10月29日、フリマサービス「メルカリ」内にショップを開設できるサービス「メルカリShops」を活用し、役場や学校等にある不用物品を販売する開成町の「メルカリShops」を開設した。この時点で同サービスにおける神奈川県内自治体の出店は4件目、県西地域では初めて。
役場等で使われなくなった物品は、これまで廃棄してきた。しかし、脱炭素社会実現に向けて各種施策を推進する開成町としては、次の一手に、これまでの対応を転換。ごみ削減や循環型社会の形成につながる「リユース」に役場自らが積極的に取り組む姿勢を示し、町内外の啓発につなげようとショップ開設に至ったもの。不用品処分費用の削減や財源の調達にもなるという。
認知向上も期待
「メルカリは利用者や閲覧者が特に多いので、商品を販売できる可能性が高いのはもちろん、ショップを通して広く町を知ってもらうという効果も期待している」と町財政課の担当者。初回の販売商品は学校机・椅子、電子レジスタ、超低温フリーザーを用意。取材時でフリーザー以外はすでに売れている。
不用品は定期的に出続けるものではないが、担当者は「廃棄でなく、必要な方へお譲りするという考えは常に持っていたい」と話している。
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