カーボンニュートラルの実現に向けた取組を行う南足柄市は、市民が約2年間育てたどんぐりの苗木をこのほど、足柄森林公園丸太の森に植樹した。
南足柄市は2022年6月「ゼロカーボンシティ宣言」を表明した。23年のキックオフフォーラム、48事業者とのパートナーシップ協定、25年1月の市役所内に啓発空間のオープンなどを行っている。
気候変動を自分事として意識させ、未来の森林づくりにつなげることを目指した「みんなで育てようどんぐりポット」事業は22年12月、公募で集まった市民に市内で採れたどんぐり50ポットを配布。それぞれの家庭に持ち帰り、2年間育成してもらっていた。
今回無事に約30cm〜80cmほどに育った苗木約70本を、3月16日に足柄市足柄森林公園丸太の森に苗を植樹する予定だったが、雨で中止に。12世帯約20人が市役所に育てた苗木を持参した。苗木は後日、職員が丸太の森に植樹した。持参した参加者は「落ち葉をしくなど冬場の寒さ対策に気を遣いました」「子どもと一緒に育てられれば楽しそうだと思い応募しました」などと話していた。
市産業振興課の担当者は「大切に育てていただいたことに感謝いたします」話した。
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