創立70周年を迎えるボランティア団体開成町婦人会の会長を務める 遠藤 敦子さん 開成町牛島在住 72歳
元気に楽しくがモットー
○…「教養・親睦・奉仕」の3つの柱を基に、8支部で構成、約80人の会員で活動する「開成町婦人会」。あじさいまつりや花火大会、阿波踊りなど、町を代表するイベントへの協力をはじめ、外国からの旅行客向けの体験ツアーでは、盆踊りなどを通じて積極的な交流も行う。「開成町は気候も温暖で交通の便も良く、ポテンシャルのあるまち。女性ながらの視点で町の発展に貢献していきたいです」
○…「昔は婦人会に入会するのが当たり前でした」と、約30年前に入会した。会長には2008年に就任。1000人近い会員が所属した時期もあったが、共働き世帯の増加などに伴い、会員も減少している。足柄上地区で婦人会が残るのも開成町と山北町のみとなった。「若い人たちに興味を持ってもらうのに重要なのは、我々が元気に楽しく活動すること。魅力のある会にしていかなければなりませんね」と力強い。
○…静岡県小山町生まれ。結婚後、1985年に開成町に引っ越してきた。2人の息子を育て、3人の孫も県内に暮らす。一番の趣味は料理。瀬戸屋敷内にあるアトリエハッコで、野菜の食べ方講座や地場産野菜を使用したメニューの考案などを行う。「仲間とともに、料理をしているのが一番の息抜きで、楽しい時間ですね」
○…町制施行70周年記念事業実行委員会にも名を連ねる。毎年吊るし雛を製作するなど婦人会活動の一つである「瀬戸屋敷ひなまつり」。今年は町制70周年に合わせて、手作りの「あじさいの花飾り」70個を製作し、会場を装飾した。「町の誕生とともに発足した婦人会も諸先輩のご尽力でここまでこれました。節目の1年を一緒に盛り上げていきたいですね」と優しく微笑んだ。
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