露木氏、参院選出馬へ 「みどりの風」が擁立
7月21日投開票が濃厚の第23回参議院選挙で、みどりの風(谷岡郁子代表)が神奈川選挙区(改選数4)の公認候補予定者として前開成町長の露木順一氏(57)を擁立することを5日、明らかにした。露木氏は昨年12月の衆院選で神奈川17選挙区から日本未来の党で出馬し4位だった。
露木順一氏は本紙の取材に対して「日本未来の党の阿部知子代表がみどりの風と合流すると発表した後の5月下旬に、谷岡さんや阿部さんらから出馬要請があった。みどりの風の政策の柱は『3・11は終わっていない』『脱原発で新しい経済を』『女性の時代の創出』『対中外交の推進』など私が衆院選で言っていたこととほとんど変わらない。政策の一致は大前提だ。党の担い手が女性で、実績のある方が引っ張ろうとしている。世の中の半分は女性であり、女性が前面に出た政党も政治の一翼を担うべき。それを男性が支えるという新しいしくみでやっていきたい。自民一辺倒の流れに危機感を持つ人の受け皿になりたい」と述べた。
活動の拠点は横浜など都市部に設けていくという。
露木氏は開成町出身。小田原高、東京大学教育学部を卒業後、NHKに入社し報道局政治部記者として国会、自民党などを担当した。1993年にNHKを退社し、梶山静六事務所で政策顧問を務め、96年に17区衆院選に出馬し次点。98年に開成町長に初当選し、以後4期連続で無投票当選。在職中、内閣府「地方分権改革推進委員会」委員などを歴任した。4期目の任期中に県知事選に立候補し次点。12年12月の衆院選に17区から出馬し4位。
参院選神奈川選挙区の改選数は4。これまでに各党の公認候補予定者として現職の牧山弘恵氏(48、民主党)、水戸将史氏(50、日本維新の会)、元職の畑野君枝氏(56、日本共産党)、新人で歯科医の島村大氏(52、自由民主党)、弁護士の佐々木さやか氏(32、公明党)、前神奈川県知事の松沢成文氏(55、みんなの党)、元藤沢市議の木村栄子氏(65、社会民主党)、この他、及川幸久氏(52、幸福実現党)らが名乗りを上げている。
また、全国比例区(改選数48)には、地元から現職で元湯河原町議のツルネンマルテイ氏(73、民主党)、新人で元国鉄職員、12年12月の衆院選に17区から立候補し次点だった井上義行氏(50、みんなの党)が公認候補予定者になっている。 【6月5日起稿】
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