足柄地域の町おこし団体で横断的に活動している 鎌田 英明さん 開成町吉田島在住 46歳
周囲の期待が原動力
○…商工会の副会長、観光協会でも理事を務めるなど、南足柄市内を舞台に地域の活性化に携わり、縦横無尽に活動している。「南足柄の観光振興として、市外から多くのランナーがエントリーするような大会を開催してみたい」と、地元ランナーらが参加する有志団体「市でマラソン大会を開催しよう会」にも参加。2月中旬には市民団体登録に向けたプレゼンテーションを控える。
○…バッテリー大手のユアサに勤めていた父から「自動車用バッテリーを専門に扱う代理店が少ない」と聞き、10代で起業を志した。「企業としての仕事を学びたい」と、富士フイルムを皮切りに塗装業、遺跡発掘作業など他分野の仕事を経験し、25歳で自動車電装業を創業。南足柄市商工会の青年部や若手有志の勉強会「あしがら政経塾」への参加をきっかけに地域への想いが強くなった。「プレッシャーをかけられないと動けない性格。同年代の仲間から頼りにされることが刺激になっている」
○…南足柄市塚原出身。2000年に結婚し、開成町に構えた新居で妻と14歳、11歳の息子と4人で暮らす。趣味はマリンスポーツにウィンタースポーツ、野球、ソフトボール、アウトドアと幅が広い。「最近はなかなか時間が取れない」が、時間があれば相模湾や伊豆の海にシーカヤックを浮かべ、釣り糸を垂らすのが楽しみだという。
○…足柄峠や酒匂川沿いの田園地帯を走るランナーやライダーの姿を目にしていた。「改めて見ると、本当に多くの人が地域外から訪れていることがわかる。これは観光振興につながるはず」と、観光協会の理事として「開催しよう会」に参加した。昨秋に動き出したプロジェクトは、話し合いを進めるなかで賛同者が増えている。「地域の発展があって初めて自分の存在価値が生まれる。まわりのみんなと一緒に”幸せ”を感じたい」。可能性への追及はさらに続く。
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