開成町吉田島で建設が進められていた足柄上合同庁舎の新本館がこのほど完成した。あす2月4日には地元関係者らおよそ60人と浅羽義里副知事ら県関係者らが出席する竣工式が開かれ、週明けから本格稼働する。
1972年の完成から45年が経った足柄上合同庁舎本館は、12年度に実施した耐震診断で「大規模な補強が必要」と判定された。
そのため県は災害時の活動拠点としての役割などから、敷地内での早期建て替えを決め、16年夏に着工。昨年末までに本館が完成し、2月の開庁に向けた準備が進められてきた。
完成した新本館は旧庁舎と同じ地上5階建て。従来の行政機関がそのまま移行し、これまでと同様に223人の県職員が勤務する。ほかにも4つの外郭団体が入るという。
本館新築にかかった費用は約32億円で、旧本館は今年10月からおよそ1年半かけて解体工事が行われる。
今後も県西地域の広域防災活動拠点として自衛隊や警察、消防などとの連絡調整や災害時のライフライン確保、道路などの復旧・確保などの役割も担うという。
足柄上合同庁舎本館に入る行政機関は次の通り。◎森林再生課足柄駐在所、◎自然環境保全センター足柄出張所、◎農業技術センター足柄地区事務所、◎小田原保健福祉事務所足柄上センター、◎県西土木事務所、◎県西地域県政総合センター総務部・農政部・環境部・森林部、◎酒匂川水系ダム管理事務所足柄発電管理所、◎県西教育事務所足柄上指導課-。
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