静岡県小山町は4日、町内の人工林で再造林に向けた試験植栽を実施すると発表した。成長が早いスギなどを11月上旬までに約5千本を植栽する。
小山町の森林面積は約9200ヘクタールで、戦後造林された人工林の約9割が植栽から45年以上経過した伐期にある。適切な伐採を進め、林齢の平準化や丸太の安定供給を確保するため、試験植栽を実施するという。
試験地は北側で山北町と隣接する小山町上野地区にある0・5ヘクタールから1ヘクタールまでの3カ所。早生樹種の針葉樹コウヨウザンと静岡県が開発した花粉が少ないスギのほか、当該地で生育が可能と思われる種類や成長が早い種類などを選び、関係団体の協力を得て植栽する。
今後は生育状況を検証し、町に適した主伐、再造林を確立していく考え。
隣接する山北町の森林面積は2万333ヘクタール、南足柄市は5235ヘクタール、松田町は2856ヘクタール。
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