海上自衛隊イージス艦「あしがら」の就役10年を奉告する祈願祭と、市内の篤志家が奉納した案内板の除幕式が2日、南足柄市苅野の足柄神社で行われた。
イージス艦「あしがら」の艦内には、足柄神社(臼井道利宮司)から分祀された天照大御神と日本武尊が祀られている。
佐世保港が母港のあしがらは10月22日に佐世保を出港し、26日に横須賀へ入港。新たな任務に備えた改修を行っている。
これに合わせて海自から足柄神社の関係者に、就役から10年を奉告する参拝の打診があった。
元足柄神社総代の小瀬村和幸さん(73)=生駒がこれに合わせて私財を投じ、足柄神社との関係を広く知ってもらうための案内板を奉納した。
足柄神社は1929年につくられた旧海軍の重巡洋艦「足柄」にも祭神を分祀していて、その縁は深い。
小瀬村さんは「父親から艦内神社への分祀の話を聞いた。多くの人に足柄神社の歴史を知っていただき参拝してもらいたいと考えていた」とし、乗組員とともに足柄神社を参拝した川野邦彦艦長は「10年間無事故で任務にあたれた。今後もわが子のように『あしがら』を見守って頂ければ嬉しい」と謝意を述べた。
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