小田原市を拠点に被災ペットの問題に取り組む特定非営利活動法人(NPO)防災総合ペット育成協会(中川都子理事長)の活動を応援しようと11月7日、開成町のサンキホーム(有)(山田貴弘代表取締役)が絵本の製作資金として30万円を開成町社会福祉協議会(菊川敬人会長)に寄託した。社協は指定寄付として寄付者の意向を尊重し、同協会に送られた。
中川氏は、災害時のペットとの同行・同伴避難の普及を目指し、クラウドファンディングによる絵本『君とずっと一緒にいたいから』を著した。仙台市内の避難所で見た飼い犬や飼い猫の実態を題材に「犬にも感情があること」を伝え、絵本を読んだ子どもたちが大人になった時に「ペット防災が当たり前になっていてほしい」と願いを込めている。
絵本には多くの賛同者から支援が集まり、神奈川県内700校以上への寄贈が実現。さらなる支援の拡大で、全国への啓発を展開させたい考えだ。同協会の相談役も務める山田氏は「先日の台風でも、ペットの受け入れはまだまだこれからだと感じた」と話し、副理事長の守屋輝彦氏も小田原市の実情などを話していた。
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