松田町では臨時休校中の松田小学校、寄小学校、松田中学校の町内3校、約630人を対象に5月18日からオンライン学習を開始した。今後も登校再開とともに並行して行う予定だ。
オンライン学習開始を前に町内の小中3校の教諭が大型連休明けにタブレットを使い、チャットで意見を出し合いながら研修を重ねた。その際、教諭からは「子どもたちのためにもっと活用したい」「自宅学習にも利用できるように研究したい」という前向きな意見が挙げられたという。
学習開始に先駆け、インターネット環境がない家庭に対してはタブレット端末やWi-Fi機器を町が貸し出すことで対応し準備を進めた。町では432台のタブレット端末を保有している。
5月18日から開始された学習は、授業支援ウェブシステム「シー・ランニング」や「スクールタクト」を使用し、画面の向こうの教職員から送られる課題に児童や生徒が答え、授業動画を視聴する方法で実施。中学生が9科目を1日3時間程度の時間割に振り分け、主に午前中に学習を行い、小学生は各自の都合に合わせて進められている。
また、寄小学校では学年ごとの朝の会や全校朝会をテレビ会議アプリ「Zoom」を利用して実施し、教諭と児童がオンラインで顔を合わせている。保護者からは「休校中は家族としか接する機会がなかったので先生や友達と触れ合う機会ができてよかった」と好評の声も寄せられている。
松田町では緊急事態宣言が解除され、学校が再開された後も学校と自宅でできることのすみ分けを行い、これまでの経験をもとにICT(情報通信技術)を活用した授業作りを行っていく予定(5月25日起稿)。
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