大井町でこのほど、新たな住所となる「大井中央」の使用が始まった。2015年から行われている土地区画整理事業に伴う措置で、字名の変更は1956年に町が発足して以来初めて。
対象地域は役場の北側で、およそ13・5haの区画。5月29日時点でおよそ150世帯、400人近くが暮らしている。
同28日に換地処分の公告が行われ、翌29日に土地の所有権などは換地処分後の土地へと移行。これを受け、それまでの字名だった「金子」に代わり、正式に「大井中央」へと変更された。
名称については、事業の発足に伴い設立された「大井町大井中央土地区画整理組合」に町が候補の提出を打診。当初、30近くあった候補の中から最終的に「大井中央」を含む「中央」「金子中央」の3案が残ったという。組合内でアンケートをとったり、投票を行ったりし、最終的に町議会を経て決まった。町ではこの大井中央土地区画整理事業地内に住民登録している人を対象に、マイナンバーカードや自動車運転免許証、国民健康保険被保険者証などについて、早期の変更手続きを呼び掛けている。
近隣地域では開成町で2015年に区画整理が行われ、「みなみ」の字名が誕生している。
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