社会福祉法人 一燈会は、運営する介護施設「ザ・プライム」(開成町延沢)の見学者向けに、VR(仮想現実)動画を作成した。
新型コロナウイルスの感染が広がる中、医療や福祉施設では感染防止措置として、オンラインによる面会等の施設が増えている。
足柄上郡を中心に介護施設やデイサービス、病児保育などの福祉事業を展開する同法人でもコロナ対応を模索する中、新たな取り組みの一つとして作成したのが「VR動画」だ。まるで現実の世界であるかのような仮想現実を体験できる素材として、近年普及が進む。
動画は約4分で、エントランスやレストランといった常時開放スペースだけでなく、サービス付高齢者向け住宅や居室、浴室、シアタールームなど、普段立ち入ることができない部分も収録されている。石川施設長によると「パソコンでも視聴可能だが、スマートフォンと専用ゴーグルを組み合わせることで、より現実に近い状況を体験できる」という。
施設紹介の動画は、動画投稿サイト・ユーチューブ内の「社会福祉法人 一燈会ちゃんねる」で視聴可能。石川施設長は「気軽に見学できない昨今、少しでも映像が施設選びの参考になれば」と話している。
施設利用検討者に限り、スマートフォン用の組み立て式「VRゴーグル」も配布している。問い合わせは、ザ・プライム【電話】0465・85・3503。
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