南足柄市在住の今井雄一郎さん(53)がこのほど著書「山鳥の魔力」を共栄書房から出版した=人物風土記で紹介=。有害鳥獣駆除活動に参加する今井さんがキジ科の山鳥に魅せられ、追う中で感じた狩猟への心の葛藤などが語られている。
クレー射撃で国体の出場経験を持つ今井さん。現在は、南足柄市内で父親が営む薬種商販売業を承継し、薬の専門店「薬舗徳善堂」の店主を務めている。
知り合いからクレー射撃の経験を買われ、増えすぎた有害鳥獣の駆除活動に参加している。当初は環境問題をきっかけに狩猟を始めたが、活動を通して山鳥に恋をしたという。捕獲をする過程で「駆除する必要のない野生鳥獣まで獲ることはないのではないか」「山鳥は捕獲が難しいから獲りたいのか」「山鳥は珍しいから獲りたいのか」など自問自答することも。導き出した自身の答えが本にある。「私なりの考え方などをまとめました。読んでいただいた方に伝われば幸いです」と話す。価格は税込1650円。開成町内のミクニ書店で販売している。
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