任期満了に伴い、今年7月に行われる予定の山北町長選挙に、現職の湯川裕司氏(69・3期)がこのほど本紙の取材に対し、4期目を目指し無所属で立候補する意向を示した。3月の町議会で正式表明する。
湯川氏は、新東名高速道路の山北スマートインターチェンジの誘致や公立小中学校の統廃合、小田原百貨店やクリエイトエス・ディーなどの商業施設等の誘致、町営住宅の整備など、地域活性化や定住化対策を進めた点を強調。「公約で掲げたことなど、約12年にわたり、しっかり取り組んできた」と振り返った。
その上で今後は、山北スマートインターチェンジ周辺の整備のほか農業の機械化促進、森の託児所など町の多くを占める森林を活用した新たなまちづくりを掲げる。湯川氏は「子どもたちや若い人たちが住みやすい環境を作っていきたい。まだ途中段階のものや、これからのものがある。チャンスを頂けるのであれば、実現に向けて努力していきたい」と4選に意欲を示した。
湯川氏は1952年生まれ。2003年に町議会議員に初当選。2期目の10年3月に町議を辞職して同7月の町長選に立候補し当選。現在3期目。14年、18年の町長選ではいずれも無投票で当選している。
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