社会福祉法人一燈会グループと湘南ベルマーレが障害者の就労支援を目的とした農業連携事業「ベルファーム」をスタートさせる。5月21日、レモンガススタジアム平塚で会見を開き、事業内容を説明した。
一燈会グループは、5年前から障害者の就労機会をサポートしようと、開成町内の農地で特産のサトイモ「弥一芋」などを生産している。今回の連携事業では、農地を「ベルファーム」と名付けてブランド化し、ベルマーレフットサルクラブの選手と一緒に農産物を生産していく。収穫した農産物はスーパー等で販売するほか、同グループ運営の施設で利用者の食事に使用されるという。
同グループの山室淳理事長は、高齢化に伴う耕作放棄地の増加や担い手不足といった農業の課題を見据え「農業と障害者雇用を同時に発展させて、地域の活性化にもつなげたい」と話した。またベルファームという名称について「障害者にベルマーレファミリーの一員となるという自信と勇気を持ってもらいたくて名づけた」と明かした。
同グループはベルマーレフットサルクラブの公式スポンサーで、選手も雇用している。フットサルクラブの佐藤伸也社長は「収穫や販売といった場面だけの手伝いではなく、一歩踏み込んだ形で事業に関わりたかった」と説明。選手が競技以外で社会参画することについて「真のアスリートの育成や新たなファン獲得のきっかけになれば」と今回の事業に期待を寄せた。
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