県内で初めてとなる公設のジビエ処理加工施設(松田町松田庶子1213の1)の落成式が2月19日に同所で開かれ、近隣首長や自治会関係者らが完成を祝った=写真。足柄上地域はシカやイノシシによる農作物被害が深刻。森林や生活環境への影響も考慮しこれらを持続的に解決する方策として、捕獲したシカ等を「ジビエ」として利活用する処理加工施設の建設が進められていた。
施設は木造一部RC造平屋建てで、敷地面積405・38平方メートル、建築面積は82平方メートルで食肉加工室や剥皮・内臓摘出室などを備える。捕獲者自身が搬入・解体・販売を行う特殊な方式のため、当面は試験運用し、利用ガイドラインの策定や利用者への講習や実習を進め課題点を解消後、2023年度内の本格運用につなげたい考え。施設使用料は1頭につき3千円から。
運営は上郡5町でつくる足柄上地区ジビエ処理加工施設運営協議会(本山博幸会長)が連携して行う。
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