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30年の結晶 小田原高へ 秦野の石川又一郎さん

社会

公開:2023年5月6日

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これまで調べた歴史資料を9冊の本にまとめ寄贈
これまで調べた歴史資料を9冊の本にまとめ寄贈

 秦野市内の歴史的な石碑などの拓本を行っている元NHK記者の石川又一郎さん(81・秦野市在住)が、30年間かけて調べた歴史的資料等を製本し、母校である小田原高校図書館「樫の葉文庫」に寄贈する。

 卒業生の著書や論文を広く収集し、各界の卒業生の業績を一堂に集めることで在校生の指針にすることを目的とする同文庫。自分の年齢を考え、これまでに調べ上げた郷土の歴史等を形に残し後進に伝えることで、一つの区切りにしようと今回寄贈を決めたという。

 同文庫に納めた本は、秦野の郷土史と、青銅器や骨董など中国のことをまとめたもの、以前作った福島エッセイ・物語の豆本の3ジャンル。『秦野「蔵林寺」鐘名・「東光寺」縁起の読み下し』『秦野「宝蓮寺」縁起の読み下し』『秦野「道永塚」の解釈 小田原漁師”次郎”名の謎』『中国国宝”婦好”の子器 ”封泥”裏絵他』『”巴蜀”青銅器論 ”祝い軸”を探せ他』『中国古代青銅器の”十字”と”呪眼” 青銅列品解説』『中国古代「瓦当」考・写真集 セキタイ先生の碁石』『福島酒鑑上・下(福島豆本)』『サバコはどこだ”飯坂温泉”考』の9冊となる。

 「本の内容は自分のホームページで公開しているが、より目に触れる機会を作りたかった。30年間かけて調べまとめた資料が、いつか何かのお役に立てば」と石川さんは話した。

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