県立足柄高校(南足柄市怒田)3年生の近藤杏音さん(17)と榊明日香さん(18)が陸上の県高校総体(5月13〜14、20〜21日・三ツ沢公園陸上競技場)で6月の関東大会(16〜19日・山梨県JITリサイクルインクスタジアム)出場を決めた。近藤さんは女子やり投げと女子ハンマー投げ、榊さんは女子ハンマー投げで出場する。
県総体の女子やり投げには50人が出場。近藤さんは1回目に39m48を投げ、3回目までのベスト記録で2位になり、4回目以降の試技に進出。残り3回で記録を伸ばすことはできなかったが、最終的に3位で関東大会行きの切符を掴んだ。
女子ハンマー投げには10人が出場。4位以内に入れば関東大会出場という中、近藤さんが3位、榊さんは4位に入り、関東大会出場を決めた。
近藤さんは昨年に引き続き2回目の関東大会。昨年は緊張で思うようなパフォーマンスが出せなかったためこの1年間は大会に積極的に出場することで経験を積み、本番で力を発揮できるように準備を進めてきた。「今年の県予選はリラックスできた。関東大会も昨年のリベンジだと思って、やってきたことを信じて楽しみたい。限られた時間の中で、1本1本集中して練習したい」と思いを語る。
榊さんは初の関東大会出場。目標の関東大会出場を達成できたことに喜びつつも思うような記録が出なかったと唇を嚙む。「県予選では途中で崩れてしまった。みんなにアドバイスをもらいながら修正して、関東大会でベスト8入りを目指したい」と意気込む。
顧問の松村玲子教諭は「地域の方や学校全体の応援を力に変えることができる2人だと思う。関東大会には部員全員で応援に行くので、精一杯頑張ってくれたら」とエールを送る。
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