大井町にこのほど就労継続支援B型事業所「グッドファーム大井」(上大井290の1)が開所した。設立したのは、40年以上にわたり障害者雇用を続けている小田原市のプレス加工業者「川田製作所」(川田俊介代表取締役)。
就労継続支援B型事業所は障害などの理由で雇用契約を結んで働くことが困難な人にその機会や、必要な知識や能力を得るための訓練を提供するサービス。同所では約20人を定員としている。
川田さんは、障害者等の農業分野における活躍を通し、社会参画を促す「農福連携」や「地産地消」に注目。地元である大井町にはB型事業所がなかったこともあり、障害者の持続的な就労の場の確保や、共生社会の実現などを目指し動き出していた。
川田さんは「農業と福祉という、2つの新しいことへのチャレンジ。工業分野での経験を活かし、ブランド野菜を生み、地域に貢献していきたい」と意気込む。
事業所内の工場では、LEDを使って環境をコントロールし、水耕栽培で野菜を生産する。天候に左右されることがないため、年間を通し安定的な収穫と出荷が可能だという。現在は葉物野菜やハーブなどが中心で、日産約300株に対応する。収穫した野菜は「水の野菜」と名付けブランド化。地元のスーパーやホテル、レストラン等への出荷を予定している。
川田代表は「利用者が次のステップに進む手助けをするのはもちろんだが、利用者にとって良い居場所であり続けたい」と話している。
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