南足柄市立図書館(小宮良枝館長)では現在、小さい箱を図書館に見立て、様々な人が館長になっておすすめ本を紹介する「ひとはこ図書館」が設置されている。また、3月頃までが任期となっているため、4月からのひとはこ館長も募集中だ。
設置は小宮館長の発案。利用者らがおすすめの本を紹介する取り組みを他の図書館で見て「いつかうちの館でもやってみたい」と考えていたという。11月26日に企画された「としょかんまつり」で初めて実施した。
絵本作家の舘野鴻氏をはじめ、市内で活動する読み聞かせボランティア「おはなし青い鳥」、「図書館応援し隊」、同館を利用する一家「すぎざき家」、同館司書の勝俣礼美さんが5つのひとはこ図書館を開館。それぞれが事前におすすめしたい30冊ほどを選び、図書館に蔵書が無い場合は同館が購入するなどして展示した。
今回のひとはこ図書館は次回入れ替えがある来年3〜4月頃まで設置される予定だという。
来館者から「面白い取り組みだ」と好評の声も上がっており、ひとはこ図書館から貸出される本も多いという。「やって良かったと思う。色々なきっかけで本を手に取ってもらえるようになれば」と小宮館長。児童書の担当という勝俣さんは「小さい頃に読んで面白かった本や司書として紹介したい児童書などを選んだ。他の方はまた違うジャンルの本を選んでいるので色々な種類の本を楽しむことができると思う」と話した。
同館では現在、4月〜7月のひとはこ図書館長を募集中。すでに3館の館長が決定しているため、定員は2人。2月11日(日)までに蔵書リスト(同館の蔵書から20〜30冊を選書)、図書館名、図書館の特徴、図書館長名、館長紹介、館長の写真や似顔絵、アイコンなど(表示作成が難しい場合は同館での作成も応談)を用意して同館カウンターに直接申し込む。
詳細は同館【電話】0465・73・1251。
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