山北町の大野山山頂で4月29日(月・祝)、恒例の山開きが行われる。5月19日(日)には西丹沢山開きも予定され、本格的な登山シーズンを前に、山北町観光協会は「事故なく多くの方に、山北の町を楽しんでもらいたい」と話している。
標高723・1mの低山の大野山。地元ボランティアなどにより、山頂に鎮座する石碑「竜集大権現社」やハイキングコースなどが整備され、子どもやお年寄りなど家族連れを中心に気軽にハイキングができるコース(約4時間強)として広く親しまれている。山頂からは丹沢山塊や丹沢湖、箱根外輪山、相模湾を大パノラマで一望でき、山頂からの富士山は「関東の富士見百景」に選ばれる。
4月29日は午前11時から安全祈願祭などを開催するほか、特産品の販売やキッチンカーと露店の出店がある。コーラス団体によるステージが行われるほか、牛乳の無料配布(先着1000人)や山開きの記念バッジの販売なども予定される。
同協会の佐藤孝行事務局長によれば大野山の山開きには例年2000人程度の来場があるという。「山北駅側から谷峨駅側とその反対のルートと、行きと帰りで違うコースを通れるのが魅力の一つ。山頂からの景色は素晴らしいので、安全に多くの方に楽しんでもらいたい」と話す。
また、5月19日には「西丹沢山開き」が午前8時から西丹沢ビジターセンター前駐車場で開催される。こちらも例年2000人程度の来場がある。安全を祈願する神事や地元コーラスグループによる「丹沢讃歌」の合唱、人気の山開き記念バッジも販売される。佐藤事務局長は「5月中旬からは綺麗なシロヤシオツツジなどが見ごろを迎えます」と見どころを紹介した。
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