開成町は7月12日、町が定める講習(自転車実技・学科)を受講した町立小学校の4年生児童に「自転車運転免許証」を交付した。
事業は子どもたちの交通安全意識を高め、自転車事故防止につなげようと、2007年に町交通指導隊、松田警察署などの協力を得て始まった。これまで3649人に「開成町自転車運転免許証」が交付されている。
今回の交付対象は開成小78人、開成南小109人。山神裕町長らが各校を回り、代表児童に手渡した。免許を受け取り、指導隊の話に耳を傾けた児童たち。そのうちの一人は「ルールなどをちゃんと守って、車に気をつけて自転車に乗りたいです」と話していた。
10年死亡事故なし
山神町長は「4年生を対象に講習会を実施しているのは、高学年になるほど自転車の事故が多いとされるためです。今回学んだ交通ルールをしっかりと守って、夏休みを楽しく、事故なく、満喫して欲しいです」と話している。
開成町では2014年以降の10年間、自転車による死亡事故の発生がなく、これは県内最長だという。
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