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住民間で移送開始 高齢者の足として期待

社会

公開:2024年10月5日

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利用対象者らに向けた説明するボランティア
利用対象者らに向けた説明するボランティア

 開成町中家村地区で、住民間で見守り・支えあう活動をするボランティア組織「おたがいさまネット中家村」(小川周作会長/会員62人)。同ネットは9月30日、おでかけ支援に関する移送サービスの出発式を、中家村公民館で行った。

 中家村地域の高齢化率は24・8%。来年には、団塊世代が後期高齢者を迎え、30%を超える高齢化率になると予想されている。そうした中、免許返納や公共交通機関の減少による移動に関する相談が、同団体にも多く寄せられていたという。

 こうした中、同団体は従来の生活支援サービスに加えて、病院などへの移送サービスの実施を模索し、2022年に検討会を設立した。事故時の対応などの課題があったが、同様の移送サービスを先行実施する寒川町への視察や学習会、運転研修などを経て、今回サービスの導入を決定した。

 利用対象者は、中家村地区の在住で老人クラブ「福寿会」の会員。利用目的は買い物、病院、墓参り、駅やイベントなどに限定されている。

 小川会長は「運用に向けて大きく前進したのが、『道路交通法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドライン』の規制緩和でした。関係部門・機関との調整も順調に行ったことに、感謝しています」と話した。

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